どちらも省エネな現代の「超小型」自動車であるものの、 クルマとしての方向性が全く異なるSmartとLuciole。 この2台がP-startのミーティングの時にたまたま集まったので、 さっそく「比べてみよう」ということになりました。 2人乗りであるけれども、それぞれのディメンションは右の 通り。
Smartはリア周りの変更で1,480mm幅に改造して販売されて軽登録可能 であるため、どちらも日本の軽自動車規格に収まるサイズと言えます。
(mm) Smart Luciole 全長 2,500 3,295 全幅 1,515 1,200 全高 1,529 1,335
![]() |
動力性能は、Smartが40kW/80Nmに対して、ルシオールは72kW/154Nm
ですから、ルシオールと比べてしまうと頼りないのは仕方
ありません。
でも、買い物用の街乗りクルマと考えると、このSmartいいですね。
ただ、ヨーロッパで1万ユーロぐらいですから100万円の 足クルマであるはずが、今日本で買うと200万円ぐらいに なってしまうのでちょっと手が出ません。 早く正規導入して安く手に入るようになると良いのですが。 |
![]() |
並べて顔を比べて見ると、Smartはやはり「ヨーロッパ」であり、
ルシオールは「日本」なんですね。
正面から見ると、どうも縮尺が間違っているように見えてしまいます。 Smartは、正面から見ると幅も高さもありますから大きなクルマに見えます。 |
![]() |
横から見ると、一変。
2.5mという長さは、さすがに短い。 それに、タイヤを4隅に張り出してオーバーハングが極端に 短いものですから、最小回転半径が4.3mですが、 縦列駐車するときは感覚的にはそれ以上に楽でしょう。 縦(全長)が短いというのは、縦列駐車するのにバンパーで車を押して 押し込むというヨーロッパの文化が反映されているのか。 |
![]() |
Smartのインテリア
さすが、スウォッチのデザインというだけあってオシャレでカワイイ です。ルーフはガラスで温室仕様なのでヨーロッパのような 日中も暗い気候なら良いですが日本ではちょっと辛いそうです。 それに、600ccの3気筒ターボ、乾式クラッチの 6速セミオートマとメカ好きにもたまらない仕様なのです。 ただ、このセミオートマはちょっと反応が鈍すぎて、面白さには 欠けますが、慣れの問題といえばそうでしょう。 |
![]() |
Smartに群がる人々。 まったく好きな人たちばかりです。 エンジン脇についているインタークーラーらしき物体には、 「これじゃ熱くて仕事になんねぇよ」という意見が出て おりました。 |
HTML by Shiro Matsugara