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純正シート

純正の椅子
クルマの椅子を交換すると、困るのが純正シート。
置いておくのにはえらくかさばって邪魔だし、かといって捨てると車を乗り換えるときには 戻す椅子がなくなってしまう。 もちろん、乗り潰すまで乗るつもりなら戻す必要がないといえばそうなのだが、 それでも愛車との別れはどんな形でやってくるかは分からない。 社外シートなんてものに無駄にお金使っていると、愛車との別れのときでも 「一緒にレカロともお別れ」なんてことができるほどのお金持ちなら良いのだが、 こちらは根っからの小市民なんだ。 捨てるに捨てられず、家の中に転がしていた。 ただ、母には「どーせ、MT車なんて結婚でもしたら、すぐオートマに 乗り換えなきゃいけなくなるんだろー」 と言われ、純正椅子の保存は公認。
それじゃぁどうしようかと考えるに、一つはプレステのレースゲーム用 コックピットを作る というのも一つの手かもしれない。 これは確かに面白い。 インテグラにつけていた 無限のステアリングも残っている。 しかし、大きな問題が一つ。プレステを持っていないのだ。 プレステがないのに、ゲーム用コックピットを作っても仕方あるまい.....
まずは、室内用椅子として足をつけることにした。 純正椅子は、「クルマの椅子としてはちょっと...かなり不満」だが、 普通に椅子として考えれば、背もたれやリクライニングもついていて、 相当に豪華な造りだ。
マーチの椅子の問題は、シートの取り付けは車体中央側がセンタートンネルに乗っかる 形でレールの高さが全く違う。その高さの違いは、およそ100mm。内側だけは100mm分 高くゲタを履かせてやらないと傾く。レールの高さが同じなら、木っ端でも足にして ネジくぎで止めておけば簡単に椅子になるが、マーチの椅子はそうはいかない。 ということで、本格的に足をつけるべく、慶応の研究室へ行って角パイプを溶接して フレームを組み、ついでにホームセンターで買ってきたキャスターをつけた。 この椅子には、甥っ子(写真)は大喜び。 しかし、手間は手間で、塗装も含めると作業は1日がかりで1脚分だけ完成。 使い勝手を見てから2台目製作しよう。


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Shiro Matsugara