STS-101

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STS-101

Apr. 20 - 24, 2000

Part 1


L-3 21 Apr. CREW ARRIVAL
"L-3"、つまり打ち上げ3日前になるとヒューストンから シャトルの乗組員たちがやってくる。 それも、T38ジェット練習機なんて派手な戦闘機に乗ってくる。 「そんな必要あるのか」って?いやぁ、そりゃ格好いいからでしょう。
写真は、クルーを待つハンガーにある、シャトルオービターを ジャンボの背中から降ろす治具...というか、クレーンですな。 今回のアトランティス(OV-104)も、前回の飛行のあとコックピット周りの 改修を受けたので、ジャンボの背中に載せられてここへやってきたはず。
地上に降り立つクルーたち。
2人は先へ来ていたらしく、5機の戦闘機がブルーインパルス並みの フォーメーションでKSCの空を舞った後、並んでハンガーに入ってきた。
「そんな必要あるのか」って?いやぁ、そりゃ格好いいからでしょう、やっぱり。 宇宙飛行士というのは、精神的、肉体的、心理的など含め様々な面で優秀な エリート集団であると同時に、格好良くないといかんのじゃ。 そんな演出が手伝っていても、やはり彼らは格好良い。
挨拶する、Halsell船長(43歳)。
5回目のフライトで、既に1000時間以上宇宙に滞在した記録を持つ ちょっとハゲてるけど背も高くて格好良い元空軍パイロット。 43歳という年齢は、昔のアランシェパードやジョングレンの時代の 宇宙飛行士のイメージからするとかなりな「おっさん」だが 現在の宇宙飛行士としては平均的な年齢だ。 他のクルーも凡そ40歳代で、それくらいの年齢でないと精神的な安定 が得られないということなのだろう。

L-2 22 Apr. REMOTE CAMERA SET UP
ここで、忘れずにかわいい二人の同志たちを紹介しておかなければ なりません。左から春奈ちゃん、しげこちゃん。 ともに19歳、花の大学生。
「いいですね、若いってことは!」と実感してしまう私も老けたものです。 残念なことに、バリバリ団塊Jr.世代の私と、1980年代生まれでは 環境は変わってきているらしい。 まず、プリクラから写真に撮られることには慣れているみたいですね。
カメラを準備しているのは、今回同行させてもらった上田健さんです。 日本人ではこの道の第一人者で、KSCにも何度来たか分からないそうで、 色々とお話を伺いました。 「ロケットの撮影はライフワークなので」とおっしゃっていました。
でも、カメラとなると私も「おぉ、キャノンだよぉー」と違うところに 目が行ってしまうのが悪いところ。私はニコン派なんですけどね。
この場所からのアングルとしては、こんな感じ。
この時は、固体ロケットブースター(SRB)と外部燃料タンク(ET)は見えますが、 L-1までの間は、RSSと呼ばれる整備用の回転構造物がオービターの周りを 取り囲んでいるので全体像は見えません。 カメラをセットするなど、人が近づける間は燃料も注入されていません。
二人の助手を連れて、三脚に大きな雲台を使って2台のカメラを セット中です。
モードラ付きで、発射の大きな音に反応し、その間通電して シャッターが切れるようマイクとリレー(だと思う)を付けて、 リモート撮影するのだそうです。 アメリカ国内からのメディア関係者の多くも、シャッターは同様な 方法で撮っているそうですが、彼らの多くはカメラを守るための 箱を雲台につけていました。上田さんは、ビニールと熱よけの アルミホイルのみ。

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