Geneva Motor Show 2001

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71st ジュネーブモーターショウ

27th Feb. - 11 Mar. 2001

その2


27th Feb. 2001
われらのKAZブースに戻ってみれば、こんな様子。
プレスはあらかじめ送られている資料を見て、 取材する目的のクルマを決めてから会場にくるの でしょうから、「変テコだな」とは思っても カバンを組み立てればさっさと目的のブースへ直行。 そもそも、彼らはメーカーと関係が深いし、 金になる仕事しないとね。
逆にテレビカメラは多かった。 コンセプトも外観も「飛んでる」KAZは、テレビ向き である。 分かりやすい。
お客様向けサービス。
「やっぱり、ブースのおねぇちゃんはハイレグ水着?」という案 も出してみましたが、東京オートサロンでもないので、あえなく却下。 まず、そういうおねぇちゃん調達できませんから...ってそういう ことじゃないですけど。
KAZは「和」と漢字も使っているので、民族衣装で日本的イメージ で攻める。 ということで、木越嬢の和装でフォトタイム。 Miss KigoshiのMissを訳すと「嬢」になってしまうが、「嬢」って なんだか変。
アンジェロと河上さんで記念撮影。
すなわち、メカ担当と電気担当の2ショットということですね。 ドアは一人で作ってしまうし、イタリアの職人さんの技術は すごいものです。 それに、彼はI.DE.A来る前、若い頃にマルティーニレーシングの ランチャデルタの溶接してたとか、037ラリーのフレーム溶接 してたとか、LANCIAマニアには涙モノの職人です。 って、ことはKAZはデルタのチャンピオンマシン作っていたやつが 作ったってことでしょ。分かる人には自慢できる。でも、 分からない人にはなんのことやら全く分からない。
と、そうこうしていると、プレスの人だって興味を持って 乗り込んでくる。
電気で300km/h出す設計ということと、外観のスタイリングは 特徴的ですが、まぁ内装は金かかっていなくて極めてシンプル。 皮シートっぽいシートも汚れが落ちやすいという触れ込みの合皮 張りですし、流行りの「木目調」すらない。木目ならいいですが、 木目調は逆に安っぽいですけどね。 それでも、実験台車から仕上げたのですから大変身といえば大変身。
前照灯は、ロービーム、ハイビーム、フォッグランプともにHID。 HIDは放電管なので省エネという理由もあります。 日本の法律では、片側3灯以上同時点灯できなかったはずですから、 これ以上は無理です。 といっても、6発のHIDならめちゃくちゃ明るい。
ゴッホさんも記念撮影。
学生たちがfj1600をコンバートしていた98年の夏 ぐらいに、スタイロフォーム削っていましたし、 翌年の春は、学生2人とダンボールで実寸モデル 作っていたことを考えると、ここへきて大きく前進。
ベルギーでは大臣が会いたいと言って来てたといいますし、 一般公開日にも「バン・ゴッホはいるか?」と言ってきた 人もいましたので、ベルギーでは超有名人になったことでしょう。
茅一家も到着。
娘さんの和子さんも和装にて到着。 色々噂は聞いてますが、一言も会話しませんでした。
プレスコンファレンスの開始。
ブース毎に順番に時間が与えられているのですが、 お昼時ということもあり、そう溢れるほどという プレスが集まるということもなく静かに開始。
当初の予定とは代えて、清水先生を中心に フレンドリーな雰囲気でプレス発表をする。 こんなところで、「れいでぃーす、あんど、じぇんとるめーん」 なんて始めていたら、滑稽な感じになったことだろう。
マイクを使って話していると、不思議と 人は集まってくる。 そんなところで、茅先生から一言。
あと、ゴッホさんやら、「和」というだけで茅和子さんにも ふってみたりする。 和子さんなんか、そんな急にふられてもしゃべれないよな と思って気の毒だった。
I.DE.Aからは、カッカモ社長のご挨拶。
マンテガッツァ会長(両方ともPresidentなので、社長、副社長なの かもしれないけど)は来れなかったので、奥様がいらしてました。 私が見たところでは、まだI.DE.Aはマンテガッツァさんで 持ってるように思う。 なかなか、人当たりもよく感じのいいオヤジ。 見た目、顔が怖い分、カッカモ社長は損してるかもしれない。
プレス発表には、まるで政治家みたいな演説原稿というのも 一つは用意されていましたが、個人的にはこんなフレンドリーな感じで良かった と思う。 英語で話さなければならないから、先生でさえ原稿通り話すと 「いかにも原稿読んで話す」英語になってしまう。それよりは、 ずっと良い。
メーカーでなく、大学=研究者集団なのだし。 科学者は現代における真理の探求者、昔なら坊さんの ようなものだから、世界のどこでもそれなりの敬意を持って みられると思う。
ということで、科学者のコメントを記録。
清水先生も神妙な顔でコメント。
で、プレスの人には少しお菓子でもサービスしなさいという I.DE.Aのアドバイスがあったので、学生さんたちに運んで もらった干菓子とかおセンベイ、ついでに「和」は平和に通じる ということで鎌倉名物・鳩サブレーなんかを緑茶と一緒にサービス。 鳩サブレーはただのバタークッキーなので問題ありませんが、 干菓子などは口に合うのか心配なところはあります。 大人は食べますが、子供にあげたら「なんじゃこりゃー」と 吐き出した子もいたとか。 まぁ、分かるような気もする。

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