その2
われらのKAZブースに戻ってみれば、こんな様子。
プレスはあらかじめ送られている資料を見て、 取材する目的のクルマを決めてから会場にくるの でしょうから、「変テコだな」とは思っても カバンを組み立てればさっさと目的のブースへ直行。 そもそも、彼らはメーカーと関係が深いし、 金になる仕事しないとね。 逆にテレビカメラは多かった。 コンセプトも外観も「飛んでる」KAZは、テレビ向き である。 分かりやすい。 |
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お客様向けサービス。
「やっぱり、ブースのおねぇちゃんはハイレグ水着?」という案 も出してみましたが、東京オートサロンでもないので、あえなく却下。 まず、そういうおねぇちゃん調達できませんから...ってそういう ことじゃないですけど。 KAZは「和」と漢字も使っているので、民族衣装で日本的イメージ で攻める。 ということで、木越嬢の和装でフォトタイム。 Miss KigoshiのMissを訳すと「嬢」になってしまうが、「嬢」って なんだか変。 |
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アンジェロと河上さんで記念撮影。
すなわち、メカ担当と電気担当の2ショットということですね。 ドアは一人で作ってしまうし、イタリアの職人さんの技術は すごいものです。 それに、彼はI.DE.A来る前、若い頃にマルティーニレーシングの ランチャデルタの溶接してたとか、037ラリーのフレーム溶接 してたとか、LANCIAマニアには涙モノの職人です。 って、ことはKAZはデルタのチャンピオンマシン作っていたやつが 作ったってことでしょ。分かる人には自慢できる。でも、 分からない人にはなんのことやら全く分からない。 |
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と、そうこうしていると、プレスの人だって興味を持って
乗り込んでくる。
電気で300km/h出す設計ということと、外観のスタイリングは 特徴的ですが、まぁ内装は金かかっていなくて極めてシンプル。 皮シートっぽいシートも汚れが落ちやすいという触れ込みの合皮 張りですし、流行りの「木目調」すらない。木目ならいいですが、 木目調は逆に安っぽいですけどね。 それでも、実験台車から仕上げたのですから大変身といえば大変身。 |
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前照灯は、ロービーム、ハイビーム、フォッグランプともにHID。 HIDは放電管なので省エネという理由もあります。 日本の法律では、片側3灯以上同時点灯できなかったはずですから、 これ以上は無理です。 といっても、6発のHIDならめちゃくちゃ明るい。 | |
ゴッホさんも記念撮影。
学生たちがfj1600をコンバートしていた98年の夏 ぐらいに、スタイロフォーム削っていましたし、 翌年の春は、学生2人とダンボールで実寸モデル 作っていたことを考えると、ここへきて大きく前進。 ベルギーでは大臣が会いたいと言って来てたといいますし、 一般公開日にも「バン・ゴッホはいるか?」と言ってきた 人もいましたので、ベルギーでは超有名人になったことでしょう。 |
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茅一家も到着。
娘さんの和子さんも和装にて到着。 色々噂は聞いてますが、一言も会話しませんでした。 |
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プレスコンファレンスの開始。
ブース毎に順番に時間が与えられているのですが、 お昼時ということもあり、そう溢れるほどという プレスが集まるということもなく静かに開始。 当初の予定とは代えて、清水先生を中心に フレンドリーな雰囲気でプレス発表をする。 こんなところで、「れいでぃーす、あんど、じぇんとるめーん」 なんて始めていたら、滑稽な感じになったことだろう。 |
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マイクを使って話していると、不思議と
人は集まってくる。
そんなところで、茅先生から一言。
あと、ゴッホさんやら、「和」というだけで茅和子さんにも ふってみたりする。 和子さんなんか、そんな急にふられてもしゃべれないよな と思って気の毒だった。 |
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I.DE.Aからは、カッカモ社長のご挨拶。
マンテガッツァ会長(両方ともPresidentなので、社長、副社長なの かもしれないけど)は来れなかったので、奥様がいらしてました。 私が見たところでは、まだI.DE.Aはマンテガッツァさんで 持ってるように思う。 なかなか、人当たりもよく感じのいいオヤジ。 見た目、顔が怖い分、カッカモ社長は損してるかもしれない。 |
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プレス発表には、まるで政治家みたいな演説原稿というのも
一つは用意されていましたが、個人的にはこんなフレンドリーな感じで良かった
と思う。
英語で話さなければならないから、先生でさえ原稿通り話すと
「いかにも原稿読んで話す」英語になってしまう。それよりは、
ずっと良い。
メーカーでなく、大学=研究者集団なのだし。 科学者は現代における真理の探求者、昔なら坊さんの ようなものだから、世界のどこでもそれなりの敬意を持って みられると思う。 |
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ということで、科学者のコメントを記録。 | |
清水先生も神妙な顔でコメント。 | |
で、プレスの人には少しお菓子でもサービスしなさいという I.DE.Aのアドバイスがあったので、学生さんたちに運んで もらった干菓子とかおセンベイ、ついでに「和」は平和に通じる ということで鎌倉名物・鳩サブレーなんかを緑茶と一緒にサービス。 鳩サブレーはただのバタークッキーなので問題ありませんが、 干菓子などは口に合うのか心配なところはあります。 大人は食べますが、子供にあげたら「なんじゃこりゃー」と 吐き出した子もいたとか。 まぁ、分かるような気もする。 | |
HTML by Shiro Matsugara