Geneva Motor Show 2001

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71st ジュネーブモーターショウ

27th Feb. - 11 Mar. 2001

その1


27th Feb. 2001
舞台に設置されたKAZ。
ジュネーブショウは3月1日からが一般公開日で、27日、28日は プレス招待日。 普段は柵を立てることになってますが、今日は柵もなし。 じゃんじゃん乗ってくださいというところですが、地下の クロークの前という普通のブースの場所でないため、 正直辛いところはある。 逆に、外套を着てきた人は2度前を通っていくといえば、 そうではあるのだけど。
プレスキットを配る、「魔界から来た助手」大前さん。 ジュネーブにはオーストリア航空で来たそうです。 プレスキットは、プレスリリースに写真にCD-ROM、ポジの スライドと盛りだくさん。
プレスデーがいいのは、相手も英語が通じること。 一般公開日は、フランス語かドイツ語が基本。 むしろ英語よりはイタリア語のほうが通用したりする。
わがブースは、かなりプレスの人たちで盛り上がっていた。 というのは、SEATがお土産のカートつきカバンを目の前で 配っていたから。
折りたたんであるカバンを組み立てて...という作業場所が われらのブースである。 当然、後には取扱説明書などが散乱している。 ちょっと、顔をあげてみれば、「超変テコな」クルマがあるはずなのだけど、 それはとにかく一生懸命にカバンを組み立てる。
さて、ブースを抜け出して地上にあがってみれば、 こんな様子。
ピニンファリーナのブースはこんな調子。 といっても、ただのアルファ置いてあるだけやんけ。
マツダブースは、もちろんフォードグループの中。
今回発表されるクルマにはシートがかけられている。 後に分かったが、社長さんがシートに隠れている RX-8のプレス発表をしていたそうだ。 プレスコンファレンスに紛れ込んで参加していた学生の一人は、 「すごく感動した。」と感想を言っていた。 そりゃ、プレス発表のプロなのだ。 自分で原稿書いてるわけじゃないけどね。
何かとお世話になったブリヂストンファイヤーストンのブース。
F1を2台も飾ってあるけど、部品メーカーはやはり会場の端の方に 追いやられている。東京モーターショウでもメイン会場では、 確かに部品メーカーは端の方。 東京モーターショウほど部品メーカーの出展はないように感じた。 もちろん、日本には部品メーカーが沢山存在しているから当然 といえば当然なのかもしれない。
ボルボのコンセプトカー「SCC」。
カースタイリング誌に出ていたので、別のモーターショウで発表済みのモデル。 Aピラーのデザインが特徴的です。三角の波型の透明な板をはめ込んである。 視界の悪いルシオールのAピラーに欲しいところ。 「より良い視界が安全性を高める」というのがコンセプトのようです。 人間が目で見て判断して運転する限りは「より良い視界」は、確かに重要。
階段を下りてもう一方のメイン会場。
日本メーカーはマツダ、スバルを除いて、主にこちらの会場。
日産のコンセプトカー「シャッポー」(Chappo)
プレスデーには俳優さんが3人ぐらい来ていて、カメラサービス。 でも、この前日に見たときは、内装も剥がされていて、 若い技術の人が2人がかりぐらいで車内にもぐりこんで調整をやっていました。 コンセプトカーって大きなメーカーでも変わらないんだなぁと思う。 外装デザインは、「Bbか?」と思うけど、内装はなかなか可愛くて 凝ってます。オレンジ色もポップで素敵。
で、横をみるとゴーン社長じゃないですか。
プレス発表しなきゃいけないので、プレスデーには当然 偉い人もやってくる。 いつも「何か苦いものでも口に入れているのか?」と思うほど 苦い顔している印象のあるゴーン社長ですが、やはり いつも通りの顔。 いまや、日本メーカーの社長さんの中では最も顔の見えている 社長かもしれないですね。
日産の隣はホンダ、その隣はレクサス、その前はスズキ。 スズキの後ろは三菱、と日本メーカーがまとめられている ジャパニーズコーナーです。
ホンダではストリームがぶった切られて展示されていました。 ここまで切ってあるのを見ると、カットモデル作るのは 楽しい仕事なんじゃないかなと思います。
垣内女史と、そのシモベたち。
「ぞろぞろ歩くなよぉー」という注意事項がありましたが、 まぁ垣内女史にはお供の方々が必要か。 お世話係ともいう。もしくは、パシリ。
我が研究室では、「LANCIAマニア」の存在比率が世の中での 比率に比べて驚異的に高い水準にあるため、ランチャブースも いちおう覗く。
kの後継になるのでしょうか。真ん中に今回初お目見えのクルマ「Thesis」。 最近のランチャは、かなり先祖がえりしているデザインが多すぎるので 私には今ひとつな印象。 同じならFIATの方が格好良いです。 代わりに、ブースにいるオネェサンたちは 衣装も格好良かったし、キレイだったんですけど...
クライスラーには、アメリカ的に古臭いデザインの「CROSSFIRE」。
実際にはフロントより、リアのデザインがかなりグラマーで 印象的。 アルミフレームにカーボンボディーなので、作りはまるで ルシオール。 フロントの風防は2分割なのか?と思いきや、真ん中は ワイパーブレード。バットマンカーっぽくていい。 同じノスタルジックなコンセプトにしても ヨーロッパにはヨーロッパ風、アメリカはアメリカ風があって 面白い。じゃ、和風は?と聞かれると、そんなものがあるのか 疑問。
みんなベンツは大好き。
ダイムラークライスラー社なので、お隣にベンツのブース。 Aクラスを無理やり伸ばしたAクラスリムジンが今回お目見え。 そりゃ、でかいドイツ野郎がAクラスなんかに乗れる訳がない、 という理由なのかどうかは分からないが、ベンツがこの小型車の 市場に乗り込んできたのだから、市場からは小さいクルマが 求められているのでしょうけどね。
ついにお会いできました、E-Fourシステム搭載のエスティマ。
フロントにプリウスのハイブリッドシステム。 リアにはモーターだけを配置して、加速の手助けをしてくれる 賢いシステム。これでエスティマがミドシップからFFになった 甲斐があるというものです。 このクルマは、右ハンドル、ダッシュボードも すべて日本語表示の日本仕様でした。 ここの場所だけ、日本に戻ったかのような気分で不思議と安心。

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